お酒が強い人と弱い人の感覚
お酒が強いとか弱いとか、世間ではよく言われていますし、わたしも実際OLをしていた頃は上司や同僚から「お酒、強い?」と何度か聞かれたことがあります。
わたしはいつも「お酒は好きだよ」と答えています。
ところで、お酒の「強い」「弱い」は何を基準に言っているのでしょうか。
わたしの父は小さな建築屋の社長で、毎晩のように職人さんや取り引き先の人たちと飲んでいました。その飲みっぷりは豪快で、2〜3人集まろうものなら、ビールならひと晩で大瓶1ケース、日本酒なら2升。癇をするなら徳利ではなく、ヤカンで沸かしていました。
わたしはそんな父をずっと見て育ちました。
そして、わたし自身も、お酒は好きでした。
そんなわたしが就職し、サラリーマンと言われる人たちと初めて飲んだときのことです。
当然のごとく「お酒、飲める?」「強い?」などと上司や先輩たちから聞かれました。
飲めるけど、強いかどうかは自分では分かりませんでした。
だから「好きです」と答え、わたしは本当に普通に飲み始めました。
普通に、です。
「この部署は酒の強い人ばかりがたまたま集まってね。だから愉しいよ」
課長はそう言いました。
ところが、ビールを数杯飲んだあたりで課長がわたしに、
「酒、強いね。全然顔に出ないし。まだ行ける?」
と言ったのです。
え? 強い?
だって、まだビールを数杯だよ?
わたしには、なぜこれだけで強いと言われるのか全く理解できませんでした。